あったかお灸で手軽に対策

二日酔いの気持ち悪さ。この世の終わりか?というぐらい酷い事もあります。二度と酒なんか飲むものか、と思っても、時間が経つと忘れて飲んでしまいます。付き合いで断れない、なんてことも少なくありません。
私は鍼灸師の資格を持っています。実際、二日酔いを経験したこともあれば、患者さんが二日酔いを治してほしいと施術を受けに来ることがあります。意外と少なくありません。
鍼での治療は資格が絶対に必要なので紹介は出来ませんが、薬局などで売っている「せんねん灸」を使えば、これがなかなかどうして、効果があります。場所さえ間違えなければ成果に期待ができます。
なので、ここでは、私が仕事でもプライベートでも使っている、一人でできてお灸をすることで効果があるツボを紹介したいと思います。
吐き気が強いとき、手のひらを上に向けた状態でギュッと握り拳を作りましょう。すると手の腱が出てきます。触ってみると、二つ並走しているのがわかると思います。この二つの腱の間、手のひらと腕の境目のシワから肘方向に指3本分の位置に「内関」というツボがあります。吐き気止めとして有名なツボで、ここにせんねん灸をおいてあげましょう。
同じ手のツボ「合谷」を紹介します。手の甲、親指の付け根と人差し指の付け根の、それぞれの骨の間にあり、実際に押してみると痛い人も多いでしょう。ここは古典では毒消しのツボとして紹介され、頭痛や気分が悪い時にお灸すると良いでしょう。お腹の調子を整えるとも言われてるので、幅広い効果が期待できます。
場所は変わりまして足になります。
かの松尾芭蕉も長い道中で按じる事で体力の回復などを行ったと伝わる「足三里」。椅子などに腰をかけ、膝が立てられている状態だと場所がわかりやすいです。膝のすぐ下、外側に、二つの骨の出っ張りが横に並んであります。この骨の間、やや内側寄りに手の指4本分下に、強く押すと足先までビーンとくる場所があるかと思います。この場所をお灸で温める事で胃腸の働きを良くすることができます。単純に足の疲れもよく取れます。いいツボです。
足先の方になりますが、「太衝」というツボが二日酔いにはいい働きをします。場所は足の親指の骨、足の人差指側をゆっくり伝って登って行くと、だんだん狭くなってきて伝ってきた指が止まる場所があるかと思います。付け根と付け根の間、さながら足の合谷と言ったところでしょうか。ここが太衝といい、肝臓の働きを助けると言われています。つまり、体に残ったアルコールを早く分解してくれるようにしてもらえる効能がある、と言い換えられます。
それぞれ、左右1個ずつ。結構熱さが伝わるまで置いておくことで、通常より早く二日酔いから開放されるでしょう。また、飲む前にやっておくのも予防として意味があります。
せんねん灸は20個入りで500円前後、50個入りで1000円前後と、安価であり、使いやすいデザインなので初めての方も安心してつかえます。温度も優しい物からあります。
場所さえ慣れてしまえばかなりお手軽に効果的な予防・対策ができます。是非お試し下さい!